高校生の時に『球場の売り子』というバイトをしていて「これが一番役立った」と思ったことは常に現金を持ち歩く仕事だったということ

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雑記

私は高校生の頃に3年間『野球場の売り子』というアルバイトをしていました。
 
この売り子ネタというのは私がハンドルネームでやっているブログでも何度か書いていて、他のブロガーさんや私のブログを知っているプライベートの知人、あるいはクライアント様からもけっこう食いつかれるネタなんですが、今回はブログのほうで書いた「売り子の裏側」といった内容ではなく、私が社会人になってから『売り子のバイトを経験していてよかった』と心から思えること、実はけっこうたくさんあるんですが、その中からたった1点だけに絞って記事の内容にしたいと思います。
 
実は今回この記事を書こうと思ったきっかけは、私の大大大お得意様でもある愛知県岡崎市の整体院『柔YAWARA』さんが運営管理している(そして私もサイト管理や動画制作や広報活動など包括的にお手伝いしている)HINATTAで柔YAWARA代表の長尾さんが書いた記事を読んだからなのです。
 



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この記事の中の「ある段落」がドンピシャで、私が常々感じていた「売り子という仕事をしておいてよかった」と思えることだったのです。
 
 

社会人になってから直接お金を受け渡す職に就いた経験があまりない

思えば社会人になってから私が就いた仕事のほとんどは現金を全く手にしない職業でした。今でこそ自営業ですから、直接手渡しではないにしても銀行を通じてお客様と直接お金のやりとりをするようになりましたが、社会に出てから最初に就いた「BtoC」の訪問販売営業以外では、私は直接お金を手にとって受け渡す職種・役割に就いたことはありませんでした。
 
「BtoB」でそれなりの規模感で取引する営業をやっていたので、言葉では自分が実際手に持ったことがないような大きな金額を毎日発する生活を送っていましたが、それは会社間の取引によるお金だし、実際に手にとるわけではないので、どこかお金に対して現実味がなくなっていくような生活を送っていたとも言えます。
 
上にリンクを貼った記事の中では、柔YAWARA代表の長尾さんが「理学療法士は金銭のやり取りに関与しない」こと、そして「自分のリハビリの価値を良く分かっていない理学療法士が多いように見受けられる」ことに言及されています。
 
そうなんです。私も自営業を始めた当初は「価値」に対してどう考えていけばいいのか?ものすごく苦労しました。ここでいう価値というのは「お金に換算するための価値」という意味合いなんですが、私が今やっている仕事は広い言葉で言えばITで、私が会社員時代にやっていたことと同じことをやっているんですが、ITという業種の中には様々な職種がありますから、もう少し掘り下げると会社員時代とは畑違いのことを実はやっているので、相場とか定型的な情報がまるでない状態から始めました。
 
だからこそ、自分でおおよその価値を設定して価格に置き換えて提示しないといけません。(最終的に価値を決定するのはお客様ですが)でも、相場はわからないわ、自分の提供できる技術に対する価値も直接お金を手にとる職から遠ざかっていたせいかなかなか設定できないわ、そもそも何も頭に浮かんでこないわで…最初のうちはこの点が最も苦労する点でした。
 
現金に触れなければ必ずしも大衆的な価値がわからなくなってしまうなんてことはありませんが、お金を直接受け渡す仕事をしていないと何となくお金というものに対しての現実味が薄れてしまうことは確かだと思います。
 
 

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売り子の仕事は現金を肌身離さず持つ仕事だったのが良かったこと

売り子というアルバイトを3年間続けて良かったと思えることは山ほどあります。体力もついたし、当時は大好きだった野球もそこそこ観れたし、青春を感じる出来事もたくさんありました。笑
 
でも、今の私が本当に良かったことをたった1つ挙げるとすればこれに尽きます。
 
球場に行ったことがある方はお分かりになるかと思いますが、売り子ってお客様から頂戴したお金やお預かりしたお金、あとは釣り銭を試合開始から試合終了までずっと肌身離さず持っているんです。小銭は腰の「銭袋」と呼ばれていたポーチに入れ、お札はいわゆる「売り子持ち」という指の付け根に挟み込む持ち方で何十枚も持って歩きます。
 
さすがに1万円札を何枚も持っている意味はないし危険なので、そういう時は詰め所に戻り「入金」という作業をすることができましたが、基本的に試合終了までお金は全て自己管理です。試合が終わるとチェッカーという売り子を管理する役割の人たちが各売り子の売上本数と売上金額、そして手持ちの金額を集計します。もし無くしてしまったりで金額が合わなければ売り子持ちになってしまいますので、現金というものを必死で管理する仕事です。
 
現金を取り扱うアルバイトといえば他にもいろいろやりました。「居酒屋」もやったし「イタリアン」もやったし「パン屋」もやりました。でも、何時間も自分が常にお金を持って歩かなければいけない仕事は売り子だけでした。
 
また、全てのお客様からお金を直接頂戴するので、当時の年齢を考えれば何となくのレベルではありますが、人を見る目も現金を直接扱うことで養えたと思っています。最初のうちは自分がイメージしてたお金払いの良いお客さんと、実際にお金払いの良いお客さんというのはけっこうな乖離がありました。見かけや振る舞いよりも実はケチな人は多かったし、逆にすごく固く紐を結んでいそうなのに豪快に使ってくれるお客さんもいました。
 
売り子というバイトを続けているうちに高校生なりの感覚ではありますが、何となくお客様の顔や姿を見ただけでお金の使いっぷりが予測できるようになりました。
 
言葉ではなんとでも人は言えますが、実際に財布の出しっぷりを見てるとわかることって多分いろいろあります。
 
いま記事を書きながら改めて感じていますが、私にとって売り子のバイトで最も良い経験だったと思うことは、やはりこの『お金を肌身離さず持ち歩き、お客様と直接やりとりしなければならない』ということだったんです。
 
 

まとめ

今になって思うと非常に漠然とではありますが、何となく当時の高校生の時から「大人になったら直接現金を受け渡す機会はあまりないだろう」と思っていました。だからこそ、当時選択したアルバイトの多くは『直接現金にふれる仕事』が多かったような気がします。中でも売り子は言ってしまえば全身に現金を巻きつけているような仕事でした。笑
 
自営業をするようになって最初のうちは価値がよくわからない、要は価格設定で頭を悩ませるというか…まるで発想がゼロで思考停止の状態でしたが、そんな時に思い出したこともこの『野球場の売り子』というアルバイト経験でした。
 
私もビール党なので日頃からビールはガンガン飲みますが、もし家で飲むビールが球場と同じような価格なら…私は多分ビールを辞めます。笑
 
けど、ああいうところに行くと惜しむことなく払ってしまうんですよね。ビールにはそもそも形も相場もあるはずなんですが、それでも状況や環境が違えば金額も変わるし購入する方の感覚も変わるわけですから価値って面白いですよね。
 
そんなことを改めて悶々と考えていたら、自分の中でいろいろと紐解けて、不得手としていた価格設定もなんとか格好がつくようになり、ようやく徐々にちゃんとしたビジネスとして形になってきたところです。
 
もちろん、現金を取り扱う仕事を経験しておかないとこういった感覚が養えないというわけではないんですが、経験できるのならば経験しておいたほうが良い経験なんじゃないかなとも思います。少なくとも私にとってはジワジワ効いてくる経験になりました。
 
というわけで今回は売り子の話というよりもお金の話でした!
 
もし現役の売り子さんがこの記事を読む機会があったら、自分がいつも指に巻き付けている札束のこと、腰にぶら下げている小銭の山のこと、いつもとはちょっと違う視点で考えてみると面白いかもしれません。

でーさん
この記事を書いた人 : でーさん

ムサシノウェブというウェブに関連した事業を個人事業主として細々とやってます。趣味は登山!最近の週末は必ず山登りにいきます。主に奥多摩・奥武蔵・奥秩父の低山を日帰り登山しています。その他、ランニングも趣味というか走らないと気持ち悪くなる感じで月間約400kmをのんびり走っています。家系ラーメン大好き、お酒大好き、多摩湖大好き、夕暮れ大好き。最近は撮影にハマっててタイムラプスとRICOH THETAでよく撮ってます!

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